2.2 どういう人が脆弱性診断士に向いているか #
脆弱性診断士の業務は、定型的な診断パターンで実施されることもありますが、新たな技術が必要になることもあります。また、診断対象となるシステムやその業種も多岐にわたります。 以下に、脆弱性診断士として働いている方々に多く見られる特徴をいくつか挙げます。
- 好奇心旺盛で探究心がある:システムやアプリケーションの仕組みを理解し、その弱点を見つけ出すことに興味がある人が向いていると言えるでしょう。また、常に新しい技術やセキュリティの動向に関心を持ち、学び続ける姿勢を持つ傾向の方がより活躍している職種です。
- 論理的思考力が高い:システムを分析し、潜在的な脆弱性を特定するには、論理的に考え、問題を体系的に解決する能力が有利に働きます。
- 細部にこだわる性格:脆弱性は小さな設定ミスや見落としから生じることも多いため、細かな点に注意を払える人が適していると言えるでしょう。
- 忍耐強さがある:脆弱性の発見には時間が掛かることも多く、粘り強く取り組める性格の方が適していると言えるでしょう。
それ以外にも脆弱性診断では、システムの弱点を扱うため、高い倫理観と誠実さが必要です。